物理学解体新書

実験レポートの書き方

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実験の方法


実験の方法は具体的な手順を書く。
手順は細かく、正しく書く。
レポートは他人が、レポートだけを見て追試ができなくてはならない。
書いてある手順に従えば、物理実験にあまり詳しくない人でも、迷うことなく同じ実験が実施できなくてはならない。



実験の方法は、実験前の予習として作成しておく。
実験中は、自分の作成した手順に従い、実験する。
もともと、実験機材のない場所で作成したのだから、往々にして間違いが多い。
実験しながら、この手順を修正するのだ。



実験が終わってから、手順を思い出して書くよりも、はるかに記述の精度が高くなる。



実験の方法は、考察ネタの宝庫だ。
実験の精度を維持するために、実験の方法が決定されている。
実験の方法に誤りがあれば、それは誤差の要因になる。
詳細は「考察」で説明するが、誤差の要因を列挙して実験値に影響したかどうかは絶好の考察ネタである。
考察ネタに窮したときは、「実験の方法」を振り返ってみるのもいい。



実験機器の不備や改良点、精度を高めるための計測方法の改善アイデアなど、実験中に集めておく。
レポート提出の前日に考えても苦しいだけだ。 できれば、考察文の文章展開も頭の中でイメージしておきたい。
メモしておけばさらにいい。

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2005/09/04



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