物理学解体新書ロゴ



実験レポートの書き方


HOME実験レポートの書き方データ処理の知識>誤差

スポンサードリンク



誤差とは

どんなに高精度の計測器を使用しても、真の値をズバリ読み取ることはできない。
計測するときは、「真の値」を読んでいるのではなく、真の値の近くを読んでいるのだ。
だから、ある量を何回か測定すると、毎回違った値になる。


真の値と、測定値との差を誤差という。
誤差は様々な要因で生じる。
要因によって誤差を分類すると以下のようになる。

誤差の種類略説
過失誤差うっかりしたミス、単純ミスによる誤差
系統誤差器械的誤差計測器に起因する誤差
理論的誤差理論と現実とのギャップに起因する誤差
個人的誤差実験者の個人差に起因する誤差
偶然誤差周囲の環境による偶発的な誤差。
偶然誤差には誤差の3公理が存在する。





過失誤差

目盛りの読み違い、メモの書き違い、計算ミスなどである。
注意すればある程度防げるが、100%防止することは不可能である。
過失誤差が発生しても、遡って追跡できるよう記録を綿密に残し、計算過程も保存しておく。





系統誤差

系統誤差は以下の3つに分類される。
十分な対策をとれば、この誤差は小さくすることができる。
器械的誤差
理論的誤差
個人的誤差




器械的誤差

計測器に起因する誤差を器械的誤差という。
目盛りの狂いやゼロ点の不安定があると、この器械的誤差が生じる。
キチンと校正された計測器を使用する必要がある。
ここは、考察ネタになる。
器械的誤差の要因を列挙し、以下のように考察にすることができるのだ。
当然コピペはしてはいけない。


測定結果に誤差が無かった場合の論測定結果に誤差が生じた場合の論
一般に器械的誤差の要因として、目盛りの狂いやゼロ点の不安定があり得る。

このため、目盛りの狂いやゼロ点の不安定が無いことを事前に確認した。

このため、誤差を押さえこめた。

今後の実験もこのような対処を確実に実施したい。
一般に器械的誤差の要因として、目盛りの狂いやゼロ点の不安定があり得る。

しかし、目盛りの狂いやゼロ点の不安定が無いことを事前に確認できなかった。

このため誤差が生じたと考えられる。

今後の実験への対策として、このような対処を確実に実施すべきと考える。

当然ではあるが、ゼロ点補正のない計測器を使用しながら、「ゼロ点の安定を確かめた」とは考察に書けない。
これは、考察の例であり、参考にすぎない。
決してコピペすることのないよう、考えて考察して欲しい。




理論的誤差



個人的誤差



偶然誤差



誤差の3公理





スポンサーリンク


2005/10/11

前ページ

このページの先頭

次ページ


物理の基礎基本・試験対策・レポート対策

物理学解体新書・HOME



実験レポート・考察の書き方

なぜ、実験課題があるのか
実験の意義
実験による検証
科学・理工学の現場
┃┣学術研究・基礎研究
┃┗技術開発・製品開発

実験を求める意図

なぜ、レポート提出を求めるのか
報告義務のない実験は例外
キチンとしたレポートとは

単位が取れレポートとは
合格するレポートの考え方
レポートの記載項目の考え方

レポートの記載項目の説明
実験の目的
実験の原理
実験の方法
実験の装置
実験の結果
考察

考察の書き方のコツ

データ処理の知識
誤差
有効数字
最小二乗法


その他コンテンツ

■実験レポートの書き方のコツ

■有効数字

■剛体の力学

■生物学&バイオ用語集

■天文学&宇宙の解説

■ディファレンス


理系のためのはじめて学ぶ物理(力学)
4816342125






ゼロから学ぶ電磁気学 (ゼロから学ぶシリーズ)
4061546724






単位が取れる電磁気学ノート (単位が取れるシリーズ)
4061544535






図解 はじめて学ぶ電気回路
4816340572






一番やさしい・一番くわしい 完全図解 電気回路
4534045115