物理学解体新書

重力加速度

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重力加速度とは

すべての落下物は同じ加速度で落下する。

手放した物体は地面に向かって落下する。
落下の速度は一定ではなく、だんだんとスピードアップする。
地面に達するまでの間に加速していくのだ。

このときの加速度を重力加速度という。

重い物体と軽い物体を同時に手放すと、同じタイミングで地面に落下する。
重力加速度は落下物の質量の大小に関係なく、すべての物体で共通なのだ。

重力加速度はgで表現する。
gの値は約9.8[m/s2]である。
なお、重力加速度gは場所によって少しずつ異なる値となる。




落下物はなぜ、加速するのか?

ここで運動方程式を思い出そう。
邪魔するものがなければ、力が作用すると物体は加速する。
力が作用している間、物体は加速を続ける。

物体は落下中、支えるものがないので、地球の引力で引かれっぱなしだ。
つまり、落下中、つねに力の作用を受け続けるので、加速を続けるのである。

このときの加速度が重力加速度だ。
重力によって生じる加速度だから、重力加速度という。

地球上では場所ごとに岩盤の偏りがある。
さらに地球は完全な球体ではない。そのため、場所によって重力の大きさが変わってくる。
この影響で、重力加速度は場所によって違う値とある。
地域ごとの重力加速度は理科年表に記載されている。

■次のページ:重力加速度の計算

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