前頭前野をモニターする
近年、脳の活動の様子を外部からモニターする技術が確立した。
f-MRI、光トポロジーがそれである。
f-MRI、光トポロジーを使用すれば、外科手術や投薬を必要とせず、起きている被験者の脳血流の状態を画像にすることができるのだ。
血流が多い部分が活発に働いている部分なのだ。
脳の働きを画像にして、活動と脳の関係を調べる学術分野が、冒頭紹介した脳機能イメージング研究である。
脳は部分ごとに機能を分担している。
被験者に音を聞かせれば、聴覚野の血流量が増加する。
画像を見せれば、視覚野の血流量が増加する。
つまり、人間の活動と血流量が増す脳の部分は一対一なのだ。
計算するときに活発に働くのは角回という部分だ。
ところがここで不思議な現象がある。
単純計算中の脳をモニターすると角回が活発に働くのは当然だ。
ところが、角回以外にもなぜか血流が活発になる部分がある。それが前頭前野だ。
前頭前野は本来、計算の機能とは無関係のはずだ。
ところがなぜか単純計算に触発されて血流量が増すのである。
同様な効果は音読でも見られる。
音読中は前頭前野を中心に脳の大部分が活発に働くことが確認されている。
冒頭に紹介した音読や計算練習で記憶力が高まったり、認知症が改善されたりは、前頭前野への血流量が増加したからなのだ。
ここまでが、川島教授の著作からの抜粋である。
私(織野)の提案は、川島教授の研究成果をヒントに、試験対策に脳機能強化を取り入れていこうというものである。
つまり、よりよいコンディションで試験に臨むために、音読・計算練習で脳の機能を高めえればいいのということだ。提案である。
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