物理学解体新書

核燃料サイクル

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[5]再転換

濃縮されたウランは気体(六フッ化ウラン)のままである。
このままでは原子炉に投入することができないので、まず、固体に戻す必要がある。
この工程を「再転換」という。


再転換により六フッ化ウランは粉末状の二酸化ウランになる。
「まず」と書いたのは、二酸化ウランにしただけではまだ原子炉に投入できないからである。





[6]成型加工

粉末状の二酸化ウランを原子炉に装荷する形態「燃料集合体」にする工程を「成型加工」という。
成型加工は以下の3段階で構成される。

1:二酸化ウランを直径約1cm、高さ約1cm程度の円柱形に焼き固める。
この円柱形をペレットと呼ぶ。

2:ペレットをステンレス製のパイプに封印して燃料棒とする。

3:燃料棒を束ねて燃料集合体とする。

■次のページ:[7]核分裂

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2005/05/18



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