物理学解体新書

コンデンサー技術入門[7]

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コンデンサーの表記方法

ここでは、種類、許容差、容量の表記方法を解説する。




種類の表記方法

コンデンサの種類はアルファベット2文字で表現される。

記号種類
CAアルミニウム固体電解コンデンサ
CC磁器コンデンサ
CEアルミニウム非固体電解コンデンサ
CF金属化プラスチック・フィルムコンデンサ
CG磁器コンデンサ
CH金属化紙コンデンサ
CK磁器コンデンサ
CLタンタル非固体電解コンデンサ
CMマイカコンデンサ
CP紙コンデンサ
CQプラスチック・フィルムコンデンサ
CSタンタル固体電解コンデンサ
CU金属化複合フィルムコンデンサ
CW複合フィルムコンデンサ
CYガラスコンデンサ



許容差の表記方法

許容差はアルファベット1文字で表現される。

記号許容差%
B±0.1
C±0.25
D±0.5
F±1
G±2
J±5
K±10
M±20
N±30
P+100
-0
Q+30
-10
T+50
-10
U+75
-10
V+20
-10
W+100
-10
X+40
-20
Y+150
-10
Z+80
-20



容量の表記方法

抵抗器の抵抗値はカラーコードで表記されるのが標準である。
一方、コンデンサの容量、耐電圧は完全な標準がない。
メーカーや種類ごとに様々な表記表が混在している。
ここでは、代表的な表記方法について解説する。

種類表記
アルミ電解コンデンサ定格電圧と容量は、本体にそのまま表記されている。容量に単位が表記されていない場合はμFで読む。アルミ電解コンデンサは大容量なので、pFは、あり得ない。(特殊用途は除く)
マイラーコンデンサ容量は3文字の数字で表記されている。最初の2文字はそのまま2桁の数字として読む。3文字目は指数である。単位は表記されていないがpF(ピコファラッド)で読む。
セラミックコンデンサ容量は3文字の数字で表記されている。最初の2文字はそのまま2桁の数字として読む。3文字目は指数である。単位は表記されていないがpF(ピコファラッド)で読む。
タンタルコンデンサ定格電圧と容量は、本体にそのまま表記されている。容量に単位が表記されていない場合はμFで読む。
ポリカーボネートコンデンサ小数点をRで表現する。「3R3」は「3.3」を表す。単位はμFで読む。(まれにpFの場合もある)定格電圧は、本体にそのまま表記されている。単位はVで読む。

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2006/01/27



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