ベータ崩壊とクォーク
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クォークとニュートリノ
ベータ崩壊では、中性子が電子とニュートリノを放射する。
電子を出すことで中性子が負電荷を失い、陽子に変化する。
これがベータ崩壊だ。
陽子数が変わるということは、原子番号が変わること、つまり原子核の種類が変わることだ。
ここで疑問が生じる。
電子とニュートリノは中性子のどこから出てくるのだろうか?
陽子も中性子もそれぞれ、3個のクォークから構成されている。
ただし、陽子と中性子では、3個のクォークの種類が違うのだ。
陽子を作るのは2つのアップクォークと1つのダウンクォーク、中性子は1つのアップクォークと2つのダウンクォークだ。
中性子のダウンクォークのうちの一つが、アップクォークに変化すれば、アップクォークが2つになるのでそれは陽子だ。
ベータ崩壊とは、ダウンクォークが電子とニュートリノを出して、アップクォークに変化する現象なのである。
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2017/08/12