物理学解体新書

「キロ」は単位ではない

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さらに強烈な「キロ」の誤用

さらに強烈な誤用もある。
もちろん物理の視点でみての誤用だ。
日常語としての妥当性を問題視しているのではない。


大きな距離を話題にする場合、「今月は6000キロ走った」や「地球の周囲は4万キロ」という表現が頻出する。
キロに距離の概念を含んで使用しているうえ、論じている量が多いのに接頭語を使用していない。


「今月は6Mm(または6×106m)走った」「地球の周囲は40Mm(または4×107m)」とするのが物理としては正しい。(会話の表現としては異常だが)


くどいようだが「キロ」は長さや重さ、速さの単位ではない。
物理的には「kg」「km」「km/h」とするのが正しいが、日常生活では略して「キロ」と表現しているのだ。
日常表現に影響されて、本来の物理の意味や用法を見失わないようにしたい。

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2009/12/31



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