α崩壊
α線を放出する崩壊をα崩壊という。
陽子2個、中性子2個から構成される核子のカタマリをα粒子という。
これはHe(ヘリウム)の原子核のことである。α粒子が高速で放射されたものをα線という。
α崩壊とはHeの原子核を吐き出す崩壊と言ってもいい。
ここはポイントだ。Li(リチウム)やO(酸素)、Ne(ネオン)など他の原子核を自然に吐き出す崩壊はない。
また陽子2個、中性子2個以外の組み合わせを吐き出すこともない。
常に陽子2個、中性子2個の4個一組で放出するのだ。
これはHe(ヘリウム)の原子核が非常に安定しており、維持されやすい組み合わせであることを意味している。(橋元淳一郎氏はご自身の著書でこれを「仲良し4人組」と表現しており、非常にイメージが掴みやすい。)
崩壊ではHe(ヘリウム)の原子核以外の形で核子が放出することはありえないのだ。
α崩壊では、陽子2個が失われる。つまりα崩壊とは、原子番号が2つ小さい原子に変化する崩壊である。
α崩壊は重い元素に特有の崩壊である。
理科年表を参照すると、α崩壊を起こす核種は質量数200以上の同位体であることが分かる。(数個の例外もあるが)
原子・原子核用語も参照してください。
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