物理学解体新書


X線,エクッス線

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X線,エクッス線

粒子線(高速な粒子)や電磁波の中には、電離作用を持つものがある。これらを放射線と呼ぶ。


X線とは、波長域10-12〜10-8[m]の電磁波で、高速の電子が金属に衝突することにより発生する放射線である。

高速で金属に突入した電子は、電場の影響や衝突により急停止する。
このとき、電子が持っていた運動エネルギーが電磁波となって解放されたものが、X線である。


X線は透過力が大きく電離作用が小さい。
このため、レントゲン写真に利用される。


X線は1895年にウィルヘルム.C.レントゲンにより発見、命名された。
電磁波である放射線には、X線の他に、γ線がある。X線とγ線は性質が似ているが、発生機構が大きく異なる。γ線の方が、波長が短くエネルギーが大きい。

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2005/06/01



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