物理学解体新書

放射能[4]

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原子核分裂

ウラン235の原子核に中性子が突入するとふたつに分裂し、熱を生成する。
この分裂に伴い2〜3個程度中性子が放出される。


放出された中性子のうち1個以上が他のウラン235の原子核に突入してこれを分裂させ、このプロセスを繰り返せば、熱を継続して取り出すことができる。
これを臨界という。


原子炉意外の場所であっても、一定量以上のウラン235が1か所に集中すると、容易に臨界に達し、大量の中性子線を放出してしまう。
これが臨界事故だ。


中性子線の透過力は極めて強い、厚い金属やコンクリートであっても楽々と貫通する。
施設内で臨界事故が発生すれば、被曝は周辺地域までも及ぶ。

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2005/07/18



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