物理学解体新書

最小二乗法

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最小二乗法の計算

最小自乗法で得られた直線の式を実験式という。
実験式は背景となる物理法則とは無関係だ。
測定値のみから自動的に算出されるからだ。


これに対し、物理法則から、導出された式を理論式という。


では、最小自乗法により実験式の「傾きa」と「y切片b」を算出する計算方法を見てみよう。

最小ニ乗法のa

最小ニ乗法のb

シグマが登場するので腰が引けるが、よく見ると、この式で使用する変数は次のものしかない。


上記でリストアップした言葉を使って式を書き直すと 最小ニ乗法のa



最小ニ乗法のb

このように書くと、最小自乗法の計算も意外と簡単なことが分かる。しかも、aとbで分母は同じなのだ。

測定結果を表にまとめるときに、x、yの値だけでなく、xy・x2の欄も設け、それぞれ合計値も記入すれば分かりやすい。
下表の例では、色を付けた部分が、最小自乗法の式に登場する変数である。
最小ニ乗法と表

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2005/09/04



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