物理学解体新書

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物質の最小単位:素粒子

物質の極限

古代より、物質には最小単位があると考えられてきた。
物質をどんどん細かく分けていくと、もう分割できない状態に達する。これが最小単位だ。


この最小単位は元素と呼ばれた。


やがて近代になり科学技術が発展してくると、ドルトンが実験によって、物質の最小単位があることが確認された。
これが原子である。
古代から概念としてあった元素の実態は、原子だったのである。


さらに研究が進むと、原子は最小単位でないことが分かった。
原子は中心に原子核があり、その周囲に電子があることが分かったのだ。


今度は、原子核も最小単位ではなかった。
原子核は、陽子と中性子から構成され、原子核自体が融合したり、分裂したりするのである。


今日、物質の最小単位はクォークとレプトンだと考えられている。
陽子と中性子は、それぞれ3つのクォークから構成されている。


電子は電子自体が、これ以上分割できない最小単位で、レプトンと呼ばれている。

素粒子

物質の最小単位を素粒子という。
クォークとレプトンは素粒子の一種だ。


素粒子には物質を構成するものだけでなく、重力や電磁気力を伝える素粒子もある。

■次のページ:核子とクォーク

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2017/07/09



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