物理学解体新書

生ゴミ処理機


食べ物の残りなどの生ゴミを土に埋めておくと、土壌細菌の働きで分解されます。
生ゴミはゴミ収集に出すよりも、埋めて土に帰す方が環境に優しいのです。


土中の生ゴミが、完全に分解されるまで、何週間もかかります。
だから、毎日出る生ゴミを自宅の庭に埋めて処理するのには無理があります。
集合住宅では、埋める場所さえありません。


生ゴミ処理機は、土の中での分解プロセスを、2時間程度で完了する家電製品です。
土壌細菌が何週間もかけてする仕事を、時間を早回ししたかのようにして実現します。
今日初めて見ましたが、生ゴミ処理機から出た廃棄物は「土」そのものでした。


消耗品として土壌細菌を含んだカートリッジが必要ですが、交換の不要な製品もあるようです。
廃棄物は有機肥料としても使用できるし、燃えるゴミとして処理することもできます。
廃棄物は、元々の生ゴミの1/5程度まで減容されます。


カタログを見ると、ほとんどの生ゴミを分解することができます。
しかし、骨・貝殻・種は処理することはできません。
土壌細菌が、骨・貝殻・種を分解することができないからです。


余談ですが、遺跡から骨・貝殻・種が出土することがあります。
土壌細菌が分解することができないので、数千年間も残ったということです。


家族の人数に合わせて洗濯機のサイズが異なるように、生ゴミ処理機も炊飯器くらいのサイズから、大型のゴミ箱程度の大きさまで様々です。
値段も4万台~9万円程度の範囲が多いようです。


多くの自治体が、生ゴミ処理機の購入者に補助金を出しています。
補助金は自治体ごとに異なります。
お住まい市町村で、支給される金額を以下のサイトで調査できます。
http://nama53.net/


多くの自治体は、申請者全員に補助金を支給しますが、抽選の市町村もあります。




2005/11/01


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