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サボテンと針葉樹


植物は、根から吸い上げた水と、二酸化炭素を反応させ、炭水化物と酸素を生成する。
このプロセスには光を必要とすることから、この反応を光合成という。
余った水は、葉の裏全面にある気孔から、蒸気となって大気中に放出される。


砂漠などの乾燥地帯で繁殖する植物(サボテンなど)は、水の確保に苦労している。
ただでさえ、不足している水が気孔からドンドン出て行ってしまっては、生きられない。
体内の水を逃がさないために、葉の面積はできるだけ狭い方がいい。
だから、サボテンの葉はトゲになったのだ。
葉がトゲになることで表面積が最も小さくなるからだ。


一方、寒冷地では、冬季に地面が凍結する。
そこに根をはる植物は、水の吸収に難儀する。
ここでも、葉からの蒸散は最大限避けなくてはならない。


そのためには、葉の形状はトゲの形が好ましい。
寒冷地に針葉樹が多い理由がここにある。


砂漠と寒冷地。
気候はまったく異なるが、そこに生きる植物には、進化がもたらした共通の技がある。



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2005/10/25

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