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日本にいたワニ(マチカネワニ)


大阪府豊中市のサイトを見ると、「マチカネくん」というワニのイラストが描かれている。


1964年、豊中市内の待兼山(マチカネヤマ)でワニの化石が発見された。
このワニは、出土した地名から、「マチカネワニ」と命名された。
この発見によって、40万年前、この地にはワニが生息していたことが判明した。

「マチカネくん」はこの「マチカネワニ」をイメージしたキャラクターだという。


マチカネワニの全長は8メートルにも及ぶ。
現生のワニと比較しても世界最大級である。
東南アジアに分布するマレーガビアルの類似種という説もあるが、別なグループとする見方が有力だ。


マチカネワニの口は細長い。
このため、水流から受ける抵抗は小さいから、水中で魚を捕獲するのに有利だったと予想される。
ワニはクロコダイル科とアリゲーター科に大きく分類される。
細長い口は、クロコダイル科の特徴でもある。


その後、岸和田や高槻市からも、ワニの化石が発見され、それぞれキシワダワニ、タカツキワニと命名された。
これらが、マチカネワニと同種なのか別種なのかは、まだ判明していない。
しかし、かつての日本がワニの生息域であったとは、非常な驚きでもある。
浜名湖の北部や岩手県からも、ワニの歯や骨が出土していると聞く。


マチカネくんは、市内のマンホールにも描かれている。 (豊中市のサイト参照 ) ひょっとしたら、脱走した(捨てられた)ペットのワニが、下水道に潜んでいるかもしれない。
最近の世相から、そんな懸念を持つ人もいるだろう。
せっかくの地域振興策も、ペット遺棄の問題でマイナスイメージが心配される。


マチカネワニは、約20万年間 この地に生き、恐らく気候の変動で滅んでいった。
どのような経路で、マチカネワニが日本に渡来し繁殖したのか謎は多い。
「原始人が海外からペットとして持ち込み、捨てられて野生化した」ということは、間違ってもあり得ない。

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2005/10/12

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