ケース1:質点を回転させる場合
穴の開いたビー玉に針金を通し、その針金でリングを作った状態をイメージすればいい。
リングを固定した状態で、質量mのビー玉を指で動かす場合を考えよう。
指がビー玉を動かす力Fは接線方向に作用している。
このときの運動方程式は次のようになる。
この式を見ると、加わった力のモーメントに比例した角加速度を生じることが分かる。
その比例定数はmr2だ。慣性モーメントIとはこのmr2のことである。
並進運動の運動方程式と比較して確認しよう。
どのような形状であっても、慣性モーメントは以下の2ステップで算出する。
ステップ1: 回転体を微少部分に分割し、各微少部分の慣性モーメントを求める。
ステップ2: 各微少部分の慣性モーメントを、すべて合算する。
どのような形状であっても、ステップ1が「質点を回転させる場合」に相当する。
だから、どんな軸位置、質量分布、形状であっても、慣性モーメントはmr2が基本であり、mr2からを積み上げて算出される。
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